幼いころから”人には見えないもの”が見えた萌華。
 人と違う環境で育った彼女は、成長するにつれ周りとの世界観のズレを感じ始める。
 けれどそんな事は気にせず、友達や両親に囲まれ何の不満もなく毎日を過ごしていた。

 そんなある日、学校に行くため家を出た彼女の前に一人の少年が現れる。
 彼は「印を刻む」とワケの分からない事を言い出す。
 しかし、それを助けにきたのは見た事も無いような美しい赤い龍だった。
「危ないところだった・・・。もう大丈夫ですよ、姫」
 龍にそう言われ、萌華は龍が生きる異世界へと連れて行かれる――。

 長編異世界召還ファンタジー。


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